ごく普通の会社員がグローバルビジネスの輪に入っていく方法

留学してMBA取らなくても、普通の会社員がグローバルビジネスに飛び込んでいく方法あります

スペイン人連続起業家が日本人の大学生に伝えたアドバイス

今週、古くからの知り合いのスペイン人の連続起業家と麻布の蕎麦屋でランチを食べました。世界中旅して回っている男ですが、たまたま東京に用があって数日前に連絡があり、彼が好きな天せいろを食べることにしました。

そして、このランチに知り合いの息子の大学生も連れていきました。

知り合いから常々、「海外の起業家に息子を会わせてやってくれないか」と頼まれていたので、「一緒に来るか?」と息子に連絡したら二つ返事で「ご一緒させてください!」と言うので連れていきました。息子君はまあまあ英語が話せることを知っていたので、アレンジすることにしました。

スペイン人の友人は、日本の大学生がどのような生活をしているか興味津々で、次から次へと質問して、息子君はしどろもどろ状態でした。

そんな息子くんが、起業家にこんな質問をしました。

「自分は今大学二年生なのだけれどもいい就職をするためにどのようなことをやったら他の学生と差別化が図れるでしょうか?」というものでした。

 

連続起業家からの三つのアドバイス

 

「他の学生との差別化とは、なんという目標なのか?」と友人は心の中で

びっくりしたと思います。自分とあまり変わらない他の学生と競ってどうするんだ、と。友人は、ゆっくりと三つのアドバイスを息子くんに返しました。

 

①Curiosity(興味関心)

 

いろなことに興味を持ち理解をしようとすること

 

②Take risk(リスクを取ること)

 

リスクを取ること

 

③Expose (自分を晒すこと、経験、体験)

 

さまざまな経験を積むこと

 

僕も、まったくその通りだと思いました。

 

この起業家とはと2011年に知り合い、彼の会社のソリューションを日本市場に参入させる仕事を請け負いました。僕は会社員の立場で、勤務する会社の新規事業の一環でその業務の責任者になりました。数年間、この業務を推進をとことんやりましましたが、花を咲かせることはできませんでした。けれども、僕は、この体験のおかげで、彼が言う三つの重要性を学んだのです。それからビジネス人生がドラスティックに変わっていきました。50歳前の出来事です。そして、自分が気づいてから、多くの日本の会社員はこの三つの重要性を気づかないまま定年をむかえてしまうことになり、それは本当に残念な事なんだと思いました。

連続起業家からすると多くの日本人の会社員は、プロ野球やプロサッカーの観客席にいるファンのように見えてしまうと言います。自分とマウンドに立つ選手を重ね合わせて夢中になっているけれども、実のところ、事業の根幹には何の関係も、何の影響も与えることがなく、したがって、リスクもとらず安全な席で応援しているだけでいいファン。彼は言います。「それでビジネスしていて面白いのか?」と。

やはり仕事の面白さがわかるのはマウンド立ってこそだと。

起業家は、この学生にもその強力なメッセージを発したのです。

でも、息子君はきっと気づかなかったでしょう。きょとんとしてました。僕だって同じ年頃にこんなアドバイスをもらっても全く理解できなかったと思います。

息子くんもいつの日か気づくことがあるでしょう。でも、できるだけ早く気づいた方が豊かな人生を送れるはずです。

 

 

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ビジネス書が人生を変えていく①

困難な状況を落ち着かせるために、水先案内人の本を探す

 

大学ではフランス文学とか心理学とか文化人類学の本ばかり読んでいました。広告代理店に入社してからも、ビジネス書などは積極的に読みませんでした。20代、30代の頃は、一生懸命仕事していたように思えますが、その実、フリだけで、本当は仕事が好きじゃなかったんだと思います。できれば、仕事なんてしたくない、という気分が心の奥底にあったように記憶しています。だから本屋に入ってもビジネス書コーナーはめったに行きませんでした。

 

それが、2011年にひょんな事から新規事業の責任者になり、突然、ヘリコプターで戦地に送り出されるように、ジャングルのようなグローバルビジネスの輪に入っていきました。それからです。効く薬を求めるようにビジネス書を買い漁り、年柄年中読むようになったのは。

僕は時々自分の境遇を「プチ・ジョン万次郎」と表現して人に伝えます。ジョン万次郎のような偉人と肩を並べるほどの壮絶な体験をしたわけではないですが、僕もいわば運命によって遠い異国に押し流されててしまったわけです。そうすると、それまでの会社生活で積み上げてきた会社員としてのアイデンティティが脆くも崩れ去り、精神的に不安定になっていきました。そんな時困難を乗り切るために、少し先を伝えてくれるようなビジネス書が心の支えになってくれました。

真の意味で僕を救ってくれたビジネス書は多数あるので、このブログで時々、紹介していこうと思います。

 

「起業は1冊のノートから始めなさい」(上野光夫著:ダイヤモンド社

 

www.diamond.co.jp

 

僕は、この本に本当に助けられました。冒頭話したように、新規事業で、フランスのスタートアップと協業する仕事を2011年から始めたのですが、協業相手は、フランス人のシリアルアントレプレナーでした。その頃は、まだ「スタートアップ」や「起業家」という言葉が今ほどポピュラーではなかった時代です。彼のビジネスの流儀、生き方、金の儲け方、人脈の作り方、ファイナンス発想に拳でぶん殴られたくらいの強い衝撃を受けました。それを、ごく普通のサラリーマンが自分事としてなんとか昇華するためには、「翻訳者」が必要でした。その役割をこの本が担ってくれました。会社に雇われるのではなくて、起業して、成功する人生を選ぶというのはどういうことなのか?今までそんな事考えることなく、自動的に会社員になって働き、何も考えることなく日々過ごしていたので、成功した外国人起業家と日々仕事することはあまりに刺激が強すぎたのです。この体験から何を学ぶべきなのか?戸惑いの連続でした。

 

サラリーマンも起業できる

 

著者の上野さんは、政府系金融機関の融資担当だったそうです。上野さんは序文でこのような文章を記しています。

「とりわけ、ある起業家のことが強く印象に残っています。その人は、起業の準備過程をたくさんの大学ノートにしたたけていました。起業の動機や理念を初めとして、準備段階で収集した情報など多岐にわたる記録が書かれていました。融資するかどうかを判断する立場だった私は、綿密に準備した様子を見て、迷うことなく融資OKの結論を出しました。今やこの起業家は、地域の同業種で1,2位を争うほどの業績をあげています。」

 

僕は、この本を読み、「そうだ、自分だって起業できるんだ」と思いました。自分が日々接しているフランス人起業家のようにグローバルでダイナミックなビジネスができるとは思えないが、それでも、自分の身の丈にあった起業はあるはずだ、と気づきました。今から約、十年前です。それ以来「アントレプレナーノート」をこの本のアドバイスに従って記し続けてます。ビジネスモデルの検討や、スケジュール、起業家マインドの強化等、具体的で実践的なアドバイスが本当に役立ちました。そしてこのノートを記していくことで勤務先の日々の業務がその目線でできるようになり、仕事に熱中できるようになりました。ワーカーホリックとは違うと思います。まるで丸太をノミで削って彫刻を掘り芸術作品を作っているような陶酔感。仕事とはこういう世界なのだと五十前に初めて気づきました。そういう仕事に対する意識を大きく変えるのに役立った思い出深い一冊です。

 

そして、今、僕は58歳。実はまだ会社に所属しています。そして今もこの本を時々読み返してます。さまざまな事情から結果的に起業はしませんでした。でも、60歳を機に卒業し、起業することにしました。ようやくこの本によって始めた「起業家ノート」が生きてくる日が近づいていてワクワクしてます。

 

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「会社に借りがある」が分かるGAFAのヨーロッパ人

 

先週シンガポールからやってきたヨーロッパ人の友人と朝飯を食べました。

十数年前に知り合いました。彼の勤務する会社のデジタルソリューションを日本企業に一緒になって売り歩いてました。英語をろくに話せない僕が、それまで経験したこともなかったセールスという職につき、本当に苦労しました。でも今となっては、とっておきの思い出で仕事をしていく上での貴重な財産となりました。

 

当時、彼はヨーロッパから生まれて初めてアジアの都市、シンガポールにやってきて、カルチャーギャップに悩みながら、格安フライトでたびたび東京にやってきて、最先端のデジタルマーケティングソリューションを僕と一緒に日本企業に販売する任務をになっていました。

月日が過ぎて、今、彼はGAFAの中の1社のシンガポール支社で要職につき、大変恵まれた環境にいます。リスクを背負って、アジアに飛び込み、一生懸命仕事をして、花が咲きました。

 

新規事業の失敗を糧に定年前に卒業作品を作る

 

虎ノ門のカフェでベーコンエッグとパンとコーヒーだけのシンプルな朝飯を食べながら僕は、近況を告げた後、こんな話をしました。

「もうすぐ58歳になるけれども、大学卒業して入社して、ずっと同じ会社に居続けることになった。40代後半に君と知り合い、新規事業の一環で君の会社と戦略的なパートナーシップを組んでビジネス拡大を目論んだが大失敗した。会社にさんざん金を使わせたのに形にできなかった。それでも、その経験をなんとか会社にとって意味あるものに昇華していこうと思い、海外スタートアップとの協業でわずかながらでも金を稼いでいく方法を生み出して、首にならずにその仕事を続けられるようになった。そうしたら50代前半にさまざまな会社から、その珍しい経験を評価してヘッドハンティングの話が次から次へと来るようになった。年収や待遇で驚くような条件を提示されたこともあったが、どうしても転職にふんぎれなかった。会社への借りを返していない、と思っていたからだ。その結果、会社に居続けることになった。でも、この歳になって、やってきたことが徐々に発酵してきて、ようやく会社に貢献できるようなビジネスになってきて今とても幸せだ。そして今60歳までに自分にとっての最高の作品で、かつ会社も感謝してくれるようなビジネスを作り、会社にプレゼントして去って行こうと思っている。その目処が立ってとても幸せだ。」

 

GAFAの人でも「会社に借りがある」はわかる

 

そうしたら、彼は驚いたことに「完全にマサヤが言っていることは理解できる」とつぶやきました。「自分も、マサヤと一緒に働いた会社でうまくいかずに、解雇され、その後、何社か転職した後、今の会社に拾われた。「解雇された」というショックを癒してくれて、逆に自分の強みを見出してくれて、フルに応援してくれた。その結果、アジアパシフィック地域で大きなビジネスができるようになり、自分を信頼してくれるグローバル企業のマーケティング幹部も増えた。だから、会社には強い借りがあるんだ。実は、今、より条件の良い会社への転職を考えているのだけれども、その借りを自分は返し終わったのか冷静に考えているところなのだ。返していないとしたら、もう少しとどまる必要があると思っている。今、熟慮中だ。」

 

次のステージを考える時の「会社への借り」

 

私と彼のような考え方に、笑い出してしまう人も沢山いるでしょう。会社は会社員が思うほど、センチメンタルでもないし、個人の人生に興味ないし、雇用する会社員との「貸し借り」など気にしていない、と。

その通りだと思います。でも、会社は気にしなくても、誰かが見ています。例えば、海外の投資家や起業家、独立コンサルタントは仕事をする相手のふるまい、行動原理を注意深く観察していて、十分観察した後に、信用できると思った時に声をかけてきます。その意味で、ビジネスにおいて、この種の貸し借りのバランスを取ろうとする行動原理を体得することはとても大切なことだと思います。企業でサラリーマンとして働き、定年後は完全引退する、というような人生設計をしている人にとってはこんな発想は、馬鹿げた発想かもしれません。しかし、どこかのタイミングで独立し、プロフェッショナルとして好きな仕事を長く続けていこうと思う人は、この「貸し借り」に対する感受性は大切な要素だと思います。

 

 

 

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鍼灸院に通うように僕は渓流釣りに行く理由

瀬音を聴き続けて歩くと脳の動きの変化を感じます

脳が悲鳴をあげたら渓流釣りに行く

 

大学を卒業して会社に入ってから三十数年経ち、ようやく自分が、ずっとやりたかった海外と日本をつなぐ仕事が出来るようになりました。日々仕事を楽しんでいることに感謝してます。それでも、通常より多くの案件が同時に入ってきて、日本語と、後天的に身につけた英語を使いながら、国内外の仕事仲間やクライアントと対処していると、時に脳がオーバーフロー気味になり、いつも通っている通勤ルートなのに間違えてしまったり、ちょっとした忘れ物をしたりして、そういうサインによって脳が悲鳴をあげていることに気づきます。そういう時は熊がでるような渓谷に向かい、釣りをします。

友人とフライフィッシングの旅

昨日、友人四人と新潟県の魚野川に行きました。その川に棲むイワナやヤマメという魚をフライフィッシングという方法で釣りをしました。早朝5時から日暮れ前の7 時前まで大の大人が川の中で竿を振り続けます。

僕は、このフライフィッシングという釣りをロバートレッドフォードが主演する映画「リバー・ランズ・スルー・イット」を29歳の時に知り、すぐに釣具屋に行って道具を購入し、我流で始めました。もう30年、飽きずに続けています。

eiga.com

 

釣りした次の日は、脳の埃が消え熟睡

 

各人は、釣りの現場に着いたら、それぞれ散って自分が思うがままに釣りをして、2時間ほど経ってから、車に集合し、そして次のポイントへと移り続けます。昼飯時には、釣れたとか、釣れなかったとか、他愛の話をしながらのんびりします。そういうなんでもない活動を朝から晩までやっていると、まるで、まっさらな雑巾で、情報の粉塵で埃っぽくなった自分の脳を綺麗に拭いているような感覚になってきます。これが快感です。

今回も、昨日夜中、家に到着し、風呂を浴び、ビールを一杯飲んで、すぐに寝ました。熟睡し、普段の日曜よりも遅い7時半に起きました。起きた時の爽快感はたまりません。仕事が重なり頚椎をやられて、鍼灸院に通ってた頃、処置していただいた日の熟睡度、その次の日の朝の爽快感に似ています。

 

瀬音が聴覚を刺激し、脳から埃を追い出すという仮説

 

なぜ、渓流釣りにはそんな効果があるんでしょうか?もちろん、大自然の中で1日中過ごし、肉体を酷使し、かつ、デジタルデトックスをする効果は大きいでしょう。でも、それだけではないと思います。なんといっても瀬音が疲れた脳に大きな効果を生むのだと思います。

フライフィッシングをすると、結果的に朝から晩まで川べりか川の中に佇むことになります。そうすると、瀬音を聴き続けることになります。これが本当に心地よいのです。瀬音のデジタル音源はいくらでもありますが、多分それでは得られない、効果があるのだと思います。僕はこの効果を強く信じていて、もしかしたら釣りをするためでななく、瀬音を1日中聴くために釣りをしているのかもしれないと思うほどです。

脳がオーバーフローの人にはおすすめの趣味です。鍼灸院通いほどお手軽ではありませんが。

 

 

 

美しいイワナ

 

 

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心の整え方 お気に入りの大木を見上げながらゆっくり歩く

20代の頃から続けている習慣があります。自分が住んでいる街を歩き回り、気に入った大木を十数本見つけ、それらを眺める散歩コースを作って、週末にスマホを家に置いてそのコースを歩きます。2時間くらいです。春夏秋冬いつでも眺めに行きます。

何も考えません。ひたすら大好きな木を見上げて季節の変化を感じ、しばらくしたら次の木がある場所へ向かいます。

今、僕は、中野に住んでいます。中央線と西武新宿線の間に自宅があります。阿佐ヶ谷の閑静な住宅街に、鬱蒼と繁った雑木林がある旧家が数軒あり、その前をゆっくりと歩くのが好きです。それから、中杉通りケヤキ並木も大好きです。

 

それから年に数回は、新潟や岩手の山奥でキャンプをしてフライフィッシングをします。もう30年ほど続けてます。数回、熊に出くわしたこともあります。この時も、何本かお気に入りの木があって、それを確認しに行きます。

岩手の熊が出るような奥深い山の渓流

巨木を眺めると、本当に心が整います。そして、その夜ぐっすりと眠ることができます。

 

十年前くらいでしょうか。フランスのスタートアップの起業家と二人三脚でビジネスの拡大のためのセールス活動を年柄年中やってた頃、「マサヤはメディテーションをやっているだろう」と彼から突然言われました。「仕事を一緒にしていて、そういう習慣を持っているビジネスマンだと強く思う時がある」と言われました。「仕事の取り組み方や、人との接し方や、人生の考え方について話を聞くと、日常生活に空白になる時を習慣づけている人物だと感じることがよくある。」と言われました。

僕は、即座に否定しましたが、その後、しばらくして「もしかしたら、大木巡り散歩はある種のメディテーションなのかもしれない」と思うようになりました。

 

0(ゼロ)は何もない訳ではありません。30と3が違うように大きな意味を持ちます。

本を開いて、小説を読んでいる時に章と次の章の余白はとても意味があります。

そういう何もしない時が、自分の考え方や仕事の流儀まで影響しているかもしれません。

 

 

 

 

 

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ビジネス英語ばかり勉強してきたあなたにおすすめのスモールトーク学習法

 

今からご紹介する英語勉強法はアフェリエイトを狙っているものではないので関連リンクを一切入れません。まるで「すぐ効く魔法の薬」に出会ったような気分なので純粋にシェアしたいと思いました。

 

それはアルクのTalking marathon です。アプリで、サブスクスタイルで勉強します。600をを超えるの日常生活のシーンで極々簡単な受け答えを学んでいくというものです。今年1月から開始して毎日30分ほど勉強して100ほどこなしましたが、そのおかげで日々の仕事の中でちょっとした一言を呟ける機会が圧倒的に増えて感激してます。

「こういう気の利いた一言が言いたかった!」みたいな時がしょっちゅう出てきて素直に嬉しいです。

 

前にも書きましたが僕は十数年前に仕事の関係で東京にいながら四六時中英語を使わざるを得ない状況になり、ビジネスが出来るくらいの英語が使えるよう勉強してきました。ただし、いわゆるサバイバル英語です。そしてそのレベルだと行き詰まるだろうと思い、四年前から日本人の厳しい先生が教える英語塾に毎週通ってます。その甲斐もあって英検1級も取り、仕事で、より複雑な領域に英語で対応できるようになってきました。

 

でも、例えば「次回はうまくいくよ」とか「雨宿りしよう」とか、そういったいわゆるスモールトークは、一切勉強をしてきませんでした。なので、一緒に仕事をしている海外の仲間とランチに行ったり、飲みに行ったり、家にディナー呼ばれたりすると大変なんです。ちょっとしたことを言うフレーズの蓄積が圧倒的に足りないので、相手の話したことがわかっても、瞬時にそれにふさわしいフレーズを打ち返せず、口籠ったり、意味不明の表現を使ってしまったりします。それで相手がキョトンとしてしまい、動きが止まる。理解しようとして頭をフル回転させているのがわかります。そこまで、相手に気遣わせると、いたたまれない気持ちになってしまいます。なので、相手のためにも、これを克服しようと思いました。

 

スモールトークの勉強方法は色々あると思いますが、オンライン英会話を受講して学んでいる人が多いと思います。でも、僕は、脇目もふらずTalking Marathonを選びました。絶対うまくいくと信じていたからです。それにはちゃんとした根拠があります。

 

僕は、大学はフランス文学を専攻していて、フランス語の授業が大部分を占めていました。語学の授業で、1,2年でメインで習ったのが、まさに、Talking Marathonと同様、さまざまな日常生活のシーンを描いているテキストで、さまざまなシーンが膨大に記されていて、それらをテープを聴いたり、音読したり、発表したりして、徹底的に覚えさせられました。僕は、あまり真面目な生徒ではなかったのですが、大学3年の夏休みの時に、一人で二ヶ月かけてフランスを1周回った際に、そんな自分でも、フランス語を普通に話せることに気づき、びっくりしました。旅の途中でフランス人がさまざまなシーンで僕になげかける会話も、教科書で、さんざん音読して覚えたフレーズと、まったく一緒なので、そのフレーズにどう答えればいいのか、叩き込まれたので、瞬時に適切な受け応えができました、そうすると、自然と、話がどんどん盛り上がっていくので、外国語学習の醍醐味を実感しました。

 

その記憶があったので迷わず、Talking Marathonを選びました。この仕組みは僕がフランス語学習で使用した仕組みとほぼ一緒だからです。

 

誰にも効果的か?はわかりませんが、僕と同じように、ビジネス英語ばかり勉強して、なんとか仕事で使えるようになった人が、スモールトークを学ぶにはおすすめです。

 

 

 

 

 

 

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サバイバル英語を日本人の先生に矯正してもらう効果について

我流のサバイバル英語を積み上げた10年

2010年から東南アジア各国を回って現地法人のデジタルプロモーションをサポートする業務、2011年からはフランスのスタートアップとの協業をする業務を通じて、日々英語でビジネスをするようになりました。帰国子女でもないし、留学経験もないし、大学で英語をもう勉強したわけでもない、サラリーマンが、突然飛び込むには、タフな環境でした。前に書いたように、オーストラリア人の先生に個人教授を週一回やってもらいながら英語の基礎を学び直しましたが、専門の学校にかよってビジネス英語を本格的に学ぶことがないまま、実務でサバイバル英語を習得し、仕事をこなしてきました。

 

ビジネス英語の原理原則を知らないまま使っている怖さに気づく

僕の仕事は、海外のスタートアップが日本市場に入っていくるのをサポートする業務です。僕が行うサポート活動に高額なフィーを請求するわけではないので、彼らにとっては大変ありがたいわけです。そのため、僕が話す、いい加減な英語でも、我慢しようと思うはずです。そういう構造的な問題にようやく気づき、このままだと自分は成長しなと思い、英語の専門学校に通うことにしました。四年前のことです。

 

日本人のビジネスのプロから習うビジネス英語

僕が入塾して、今も通い続けている学校は、長い間、大手製造会社で貿易英語を駆使して、働いてきた日本人男性が経営されている塾です。

入塾したその日に、あまりの厳しさにびっくりしました。癇癪持ちの方なので、変な英語を使うと、延々と叱られ続けてしまうような授業スタイルです。

僕は、相当に癖のある英語を使っていたようで、クラスの中でも特に叱られまくりました。「自分を、頭が良さそうに見せようとしている英語の使い方が気に入らない」と何度も言われ、授業後はひどく落ち込んでました。日本語も変だときつくお叱りを受けました。大学卒業以来、広告会社に勤務し続け、意味のわからないカタカナを散りばめた企画書を書き続けた僕の日本語は相当におかしな日本語になっていたのだと思います。

そんな厳しい教授方法でも今も通い続けているのは、自分の書いた英語の文章をアメリカ人が読んだらどう思うのか?という視点を事細かに教えてくれ、それがあまりに的確で、その指導に沿って日々使う英語を矯正していくと、日々の仕事がどんどん好転するようになったからです。ここ数年、自分でも驚くくらい、より複雑で、高度な仕事が舞い込むようになってきたのですが、これは、やはり英語の力の向上が直接影響していると思います。

 

英検受験で矯正を確認、実感

さらに先生に勧められたのは、英検受験でした。大学受験で披露困憊し、かつ第一志望の大学に入れなかった僕は、あらゆる試験が嫌になり、極力避けてきました。TOEICも受けたことがありません。それでも、先生は、英語の力を確認するために、英検を受けることを強く勧めました。ビジネスに特化した試験ではなく、思考方法と教養が試される英検を受けなさいと。受験アレルギーを克服するためにもチャレンジすべきかもしれないと思い、2019年に準一級を受け、合格し、昨年一級に三回目で合格しました。

この受験勉強を通じて、覚えた単語や、英作文やスピーキングのための論理的な思考法、多種多様な長文を読み続けられる力がついたとともに、大学受験の苦い思い出も消え去った気がします。そして何よりも、帰国子女や英語エキスパートの人たちには遠く及びませんが、自分の英語を、「なんちゃって英語だ」と卑下していた日々を乗り越え、仕事のツールとして使いこなせるようになったのが嬉しかったです。

 

 この先生が入塾した日に僕に伝えたメッセージは忘れられません。

 「仕事場で英語は学ぶことができないんだよ。誰も矯正してくれない」

 

 

 

 

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