ごく普通の会社員がグローバルビジネスの輪に入っていく方法

留学してMBA取らなくても、普通の会社員がグローバルビジネスに飛び込んでいく方法あります

サバイバル英語を日本人の先生に矯正してもらう効果について

我流のサバイバル英語を積み上げた10年

2010年から東南アジア各国を回って現地法人のデジタルプロモーションをサポートする業務、2011年からはフランスのスタートアップとの協業をする業務を通じて、日々英語でビジネスをするようになりました。帰国子女でもないし、留学経験もないし、大学で英語をもう勉強したわけでもない、サラリーマンが、突然飛び込むには、タフな環境でした。前に書いたように、オーストラリア人の先生に個人教授を週一回やってもらいながら英語の基礎を学び直しましたが、専門の学校にかよってビジネス英語を本格的に学ぶことがないまま、実務でサバイバル英語を習得し、仕事をこなしてきました。

 

ビジネス英語の原理原則を知らないまま使っている怖さに気づく

僕の仕事は、海外のスタートアップが日本市場に入っていくるのをサポートする業務です。僕が行うサポート活動に高額なフィーを請求するわけではないので、彼らにとっては大変ありがたいわけです。そのため、僕が話す、いい加減な英語でも、我慢しようと思うはずです。そういう構造的な問題にようやく気づき、このままだと自分は成長しなと思い、英語の専門学校に通うことにしました。四年前のことです。

 

日本人のビジネスのプロから習うビジネス英語

僕が入塾して、今も通い続けている学校は、長い間、大手製造会社で貿易英語を駆使して、働いてきた日本人男性が経営されている塾です。

入塾したその日に、あまりの厳しさにびっくりしました。癇癪持ちの方なので、変な英語を使うと、延々と叱られ続けてしまうような授業スタイルです。

僕は、相当に癖のある英語を使っていたようで、クラスの中でも特に叱られまくりました。「自分を、頭が良さそうに見せようとしている英語の使い方が気に入らない」と何度も言われ、授業後はひどく落ち込んでました。日本語も変だときつくお叱りを受けました。大学卒業以来、広告会社に勤務し続け、意味のわからないカタカナを散りばめた企画書を書き続けた僕の日本語は相当におかしな日本語になっていたのだと思います。

そんな厳しい教授方法でも今も通い続けているのは、自分の書いた英語の文章をアメリカ人が読んだらどう思うのか?という視点を事細かに教えてくれ、それがあまりに的確で、その指導に沿って日々使う英語を矯正していくと、日々の仕事がどんどん好転するようになったからです。ここ数年、自分でも驚くくらい、より複雑で、高度な仕事が舞い込むようになってきたのですが、これは、やはり英語の力の向上が直接影響していると思います。

 

英検受験で矯正を確認、実感

さらに先生に勧められたのは、英検受験でした。大学受験で披露困憊し、かつ第一志望の大学に入れなかった僕は、あらゆる試験が嫌になり、極力避けてきました。TOEICも受けたことがありません。それでも、先生は、英語の力を確認するために、英検を受けることを強く勧めました。ビジネスに特化した試験ではなく、思考方法と教養が試される英検を受けなさいと。受験アレルギーを克服するためにもチャレンジすべきかもしれないと思い、2019年に準一級を受け、合格し、昨年一級に三回目で合格しました。

この受験勉強を通じて、覚えた単語や、英作文やスピーキングのための論理的な思考法、多種多様な長文を読み続けられる力がついたとともに、大学受験の苦い思い出も消え去った気がします。そして何よりも、帰国子女や英語エキスパートの人たちには遠く及びませんが、自分の英語を、「なんちゃって英語だ」と卑下していた日々を乗り越え、仕事のツールとして使いこなせるようになったのが嬉しかったです。

 

 この先生が入塾した日に僕に伝えたメッセージは忘れられません。

 「仕事場で英語は学ぶことができないんだよ。誰も矯正してくれない」

 

 

 

 

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