ごく普通の会社員がグローバルビジネスの輪に入っていく方法

留学してMBA取らなくても、普通の会社員がグローバルビジネスに飛び込んでいく方法あります

グローバルビジネスにも現場仕事がたくさんあります

グローバルビジネスという言葉を聞くと、MBA取ってないと入っていけない、とか、帰国子女じゃないと無理、なんてことを考えている人もいるかもしれませんが、全然そんなことはありません。財務会計や高度な英語を学び、異文化を理解する能力を高めた上で、世界に飛びだそうなんて、慎重になっているかもしれません。でも、尻込みする前に世界の輪に飛び込んで、自分のできる仕事を見つけることから始めたほうが早いです。

 

日本在住の人ならば、外資系企業に入社してしまうのが手っ取り早いかもしれません。そこで、グローバル市場での自分の価値を認識して、次に進むというのは合理的だと思います。

しかし、僕の場合は、どういう訳か、大学卒業以来、勤務する日本の広告会社にどういうわけか愛着があって、転職することなく、グローバルビジネスに入っていく方法を考えました。ただし、自分はエリートでもないし、幹部候補生でもないし、海外赴任を許されるような評判の良い社員ではなかったので、色々考えて、海外スタートアップが日本市場参入するのをサポートする仕事を創ることでグローバルの輪に入っていこうと決めました。2011年です。幸いにも会社にも承認され、その業務をやることになりました。それ以来、ずっとそんな仕事を続けています。

 

では、何をやっているか?海外スタートアップが日本市場に入っていくためのさまざまなサポート、彼らのソリューションを企業に案内し、プロモートする。いわゆるセールスです。そして受注した場合には顧客である日本企業とスタートアップの間に入ってプロジェクトマネジメントをする。終了後の請求、支払い作業等。つまりなんでもやってます。僕は「雪かきのような仕事」と名づけていますが、上記のような一連の仕事を英語と日本語でこなす人はあまりおらず、やりたいという人もごくわずかです。マーケティングやエンジニアと違って、泥臭い仕事と多くの人がとらえます。それゆえに、なり手が少なく、この種の仕事を請け負ってくれる人を探す海外スタートアップが無数にいます。

 

多くの人がやってほしいと思っている仕事だけれども、対応する人が極めて少ない「グローバルビジネスの雪かき」仕事のチャンスは日本でもそこらじゅうに転がっています。勉強が苦手な人はこんな現場仕事からグローバルの輪に入ってはどうでしょう?